目や鼻、口元など自分の容姿にコンプレックスを抱く人は少なくなく、そうした人たちのために1978年に診療科として認可されたのが美容外科です。整形外科や形成外科と混同することもありますが、前者は骨や関節などを治療対象として美容外科ではそれを含めた幅広い範囲の施術を行います。後者の形成外科は美容外科と施術範囲は似ていますが最もの違いは、形成は身体に疾患や怪我があった時に治療を行います。美容の場合はコンプレックスによって精神的な負担はあるものの、身体にはなにも外傷がないのが特徴です。
その為美容外科で行う治療は自由診療扱いであり、健康保険が適応されません。美容医療で行う施術にはメスや注射を使用するものもあれば、内服薬を利用するものもあります。メスの場合は鼻を高くしたり、皮膚のたるみを緩和するため余分なものを切って吊り上げるリストアップといった施術が行われます。シワやシミ、毛穴の開きなどの肌トラブルにはヒアルロン酸やボツリヌストキシンを注射で身体に注入して状態を良くします。
この他レーザーによる脱毛も行われており、エステサロンと比べて費用負担が高くなるものの確実で安全なムダ毛の処理が可能です。エステサロンでは国家資格を持った医師は居ないことが多く、脱毛時のトラブルに十分な対処が難しいことがあります。一方医療機関で行う脱毛は高出力の機器を使用するものの専門の医師がいるのでもしもの時の対処を適切に行ってもらえるメリットがあります。
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